牛島和彦氏 ロッテ・朗希&松川は幅広げた、直球&フォークに頼りすぎない配球

2022年06月23日 05:30

野球

牛島和彦氏 ロッテ・朗希&松川は幅広げた、直球&フォークに頼りすぎない配球
<ロ・西>6勝目を挙げた佐々木朗(左)と先制打の安田(撮影・長久保 豊)  Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ2―1西武 ( 2022年6月22日    ZOZOマリン )】 【牛島和彦 視点】佐々木朗と松川のバッテリーの工夫を感じた場面が4回1死だ。打席に外崎を迎え、4球全てが外角のスライダー。160キロ超の直球が頭にあったであろう相手を空振り三振に仕留めた。目先を変える工夫。直前の山川には初球カーブで入るなど、直球とフォークに頼りすぎない配球は、今後の投球の幅が広がることにつながる。
 それだけ切れがあったのだろうが、甘く入らずにボール球のスライダーを振らせた意味も大きい。今後も右打者はもちろん、このスライダーを左打者の膝元、内角にも使える。空振りかファウルでカウントを稼ぐボールになり、より投球を楽にしてくれるだろう。

 頼りすぎない、としたが直球とフォークの出来も非常に良かった。オグレディに対しては初回1死一塁で外角低めの160キロで見逃し三振。3回2死一、二塁では一転して高めボール球の160キロで空振り三振と、高低の使い方にも同様に工夫が見えた。(スポニチ本紙評論家)

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