ヤクルト高津監督 4番村上は「4番目ではない。9人の中の中心、本当の中心」 心技体の強さ称える

2022年06月23日 23:17

野球

ヤクルト高津監督 4番村上は「4番目ではない。9人の中の中心、本当の中心」 心技体の強さ称える
<中・ヤ>8回、2ランホームランを放った村上(左)を迎える高津監督(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト10ー0中日 ( 2022年6月23日    バンテリンD )】 ヤクルトは23日の中日戦(バンテリンドーム)に10─0で快勝した。村上宗隆内野手(22)が先制満塁弾を含む2本塁打6打点、山田哲人内野手(29)の走者一掃の3点二塁打など、中軸が活躍。投げては先発の高梨裕稔投手(31)が日本ハム時代の17年以来、5年ぶりの完封勝利で5勝目を挙げた。この日、2位の巨人がDeNAに敗れたため、両チームのゲーム差は今季最大の10ゲーム差となった。
 試合後の高津監督のやりとりは以下の通り。

 ──打線がいい攻撃をした。
 「やっぱりムネのホームランと哲人が目立つんですけど、1、2番がね、よく出塁してるっていうところが、そこにランナーがたまって相手としてはすごく嫌な、こちらとしては得点するチャンスの場面をつくってるってのが初回からできたので、そこが大きいのかなと思います。もちろん、すごくクローズアップされますけど、それよりも1、2番の出塁っていうのもすごく大きかったのかなと思いますね」

 ──1、2番の出塁を村上がホームランで
 「早い回に先に点をとって優位にとはいつも思ってるんですけど、ああいう形で初回に4点入ると正直思ってなくて、ただやっぱり、ああやって、ウチとしては得点するチャンス期待してるところで、しかもホームランで点をとってくれるっていうのは、4番バッターのあるべき姿なんじゃないかなと思います」

 ──連続4番先発出場でラミレスに並んだ。
 「ほ~う、そうなんだ。僕は彼が入ってきた2軍のときから一度も4番を外したことないので当たり前のように感じますけど、そうやって続けて出ることの難しさをあるもあるだろうし、そういう意味ではしっかり強い体を持ってね、強い精神力を持ってその座で出続ける難しさをは本人にしかわからないと思うので、そりゃ素晴らしいことだと思いますね」

 ──監督にとって4番打者は4番目より価値があるか。
 「(しばし沈黙)そうですね、4番目ではないですね、僕が考える中では。やっぱり打線の中心にいて長打力があって、その前をどうやって出塁させてチャンスでそこを迎えるかっていうところ。たまたま4番目ですけど、4番手、9人の中の中心、本当の中心だと思ってます」

 ──高梨は(味方打線の)リードもあった
 「そのリードは大きかったと思います。ちょっと三振2つとって、フォアボールとか、先頭ストレートのフォアボールとかってのが、高梨らしいっちゃらしいんだけど、そういうところもありながらも、今日はできればリリーフあんまり使いたくなかったので、最後までいってくれるとは思ってなかったですけど、こうやって結果としてゼロをずっと並べたわけですから、いいピッチングだったと思います」

 ──続投の判断は監督が
 「まあ得点差が一番ですかね。あれが僅差だったら継投してると思います。高梨はそんなにスタミナないわけではないので、球数は投げきれると思ってたんですけど、点差がやっぱり大きいですね」

 ─―次は2位の巨人が相手
 「今日こういう勝ち方をしたので明日はすごく大事だと思います。10点取れるとも思ってないですし、完封できるとも思ってないですし、ただ相手より1点でも多く、相手より1点でも少ない失点でしのぐってのが、我慢と粘りとそういところは継続してやっていかないと、またこういう試合の後なので、しっかり気を引き締めて、明日迎えたいなと思います」

 ─―ペナント戦うわけでは巨人戦は大事な戦いになるか。それとも1試合1試合が大事になるか。
 「全く大事じゃないわけではないです。大事なのは毎試合大事です。ただ目の前の1試合という感覚です」

 ─―11カード連続勝ち越し。波なくいけている要因は?
 「連敗しないってのはピッチャーの頑張りが大きいと思います。もちろん打って勝つってところも最近増えてきてるんですけど、粘りとつながりとそこは投打ともによくできてると思いますね。そこが連敗しない、勝ち越せてるところだと思います」

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