ヤクルト 塩見で最速M灯!初サヨナラ打「もう最高ー」神宮で愛を叫ぶ「本当に家族のようなチーム」

2022年07月02日 21:45

野球

ヤクルト 塩見で最速M灯!初サヨナラ打「もう最高ー」神宮で愛を叫ぶ「本当に家族のようなチーム」
<ヤ・D>マジック53点灯をつば九郎と喜ぶ塩見(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト2X―1DeNA ( 2022年7月2日    神宮 )】 試合前にセ・リーグの貯金独占となったヤクルトは2日、神宮でDeNAと対戦。0―0の7回に先発サイスニードが先頭・大田に先制ソロを被弾。しかし、8回に塩見が同点打を放つと、延長10回に塩見のサヨナラ内野安打で勝利した。執念の逆転勝利でついに今季初、そして2シーズン制を除いたパ・リーグの1965年7月6日の南海を上回りプロ野球史上最速となる7月2日にマジック「53」を点灯させた。ちなみにセ・リーグ最速点灯日は2003年7月8日にマジック49を灯した阪神。
 試合後、珍しく興奮気味の塩見は「(サヨナラ打はプロに入って)初めてです」と笑顔。神宮から地鳴りのような大歓声が沸いた。そして今の気持ちを問われると「もう最高ーにうれしいです!」と感情をこめて応えた。得点圏打率トップの力を称えられると「たまたまです。(秘訣は)ないんですけど、タイミングを取ることです」と謙遜し笑いを誘った。

 最後に史上最速でマジックを点灯させたチームの雰囲気を聞かれると満面の笑みを浮かべ「本当に家族のようなチームで。毎日毎日クラブハウスに来るのが楽しみで、本当に雰囲気もとても良くて、本当にいいチームだと思います」と神宮でヤクルト愛を叫んだ。そして優勝に向けては「何があるか分からないので、目先の1試合、また明日チーム全員で向かっていく気持ちで」と引き締め、「引き続き応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」とファンへの愛も叫んだ。

 延長10回だった。1死満塁の場面で打席には8回に同点打を放っていた塩見。相手3番手・伊勢の5球目150キロストレートを叩きつけた。打球は大きなバウンドで三塁方向に。三走・内山壮がその間にヘッドスライディングでサヨナラの生還を決めた

 0―1の8回に最大のチャンスが訪れた。先頭の中村が遊ゴロに倒れた後、オスナが内野安打、長岡が右前打で1死一、二塁とすると高津監督が動いた。代打・青木。その青木は相手先発・浜口の真ん中高めのストレートを打ち上げ遊飛に倒れると悔しそうな表情を見せた。しかし、ここで終わらないのが今年のヤクルトだ。2死一、二塁で1番・塩見が浜口のちょうど100球目となる145キロ内角やや低めのストレートを中前にはじき返す。ついに欲しかった1点目を奪い、塩見は一塁ベース上でガッツポーズ。土壇場で試合を振り出しに戻した。

 <セ・リーグの貯金独占>2019年7月の巨人以来3年ぶり。また、巨人が2桁貯金を使い果たしたのは2006年と21年に続いて3度目で、2年連続で2桁貯金を使い果たしたのは1リーグ制時代の阪神以来2度目で2リーグ制後、初となった。

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