亀山つとむ氏 A・ロッドは日本の野球に対応できそうな中距離打者 自分のスタイル貫くことが成功のカギ

2022年07月16日 05:15

野球

亀山つとむ氏 A・ロッドは日本の野球に対応できそうな中距離打者 自分のスタイル貫くことが成功のカギ
亀山つとむ氏 Photo By スポニチ
 【ウエスタン・リーグ   阪神4-9中日 ( 2022年7月15日    鳴尾浜 )】 【亀山つとむ 視点】A・ロッドは実戦慣れが目的の最初の試合で、第1打席の初球から手を出した点を評価したい。しかも、1軍で実績がある中日・福谷から打った点も明るい材料だ。
 2打席目は、変化球を狙っているように見えた。結果は三振に終わったものの、真っすぐは多少差し込まれても右中間へ、変化球は左中間へ…という打ち方ができていた。超ホームランバッターというよりは、中長距離バッターではないだろうか。日本の野球に対応できそうなスイングをしている。

 外角低めの変化球の見極めと、内角高めの強いボールへの対応は、どの外国人選手も苦労するポイントになる。3回に空振り三振をした低めのボール球の変化球を見逃せれば、その後に甘い球が来る可能性が高まる。シーズン途中の加入で大事なことは、あれこれ対応しようとするのではなく、自分のスタイルを貫くこと。打てるボールを打ち、打てないボールを我慢することが、成功のカギを握るだろう。(スポニチ本紙評論家)

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