落合博満氏 打撃指導を頼まれ驚いたこと「監督になって、これじゃいけないなって」

2022年11月09日 17:05

野球

落合博満氏 打撃指導を頼まれ驚いたこと「監督になって、これじゃいけないなって」
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が9日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。評論家・解説者時代のオレ流の考え方を語った。
 1998年に現役を引退し、翌1999年から2003年に中日の監督に就任するまでの4年間、野球解説者として活躍。“オレ流解説”をキャッチコピーに、独自の理論・視点・考え方で人気を博した。

 12球団のキャンプを視察することを信条としていた評論家・落合氏。一番最初の視察は「前年の優勝チームから行ったような記憶はあるんだけどね、うん」と回顧。では、キャンプで一番最初に見るものは何だったのか?落合氏は「大体ピッチャーからだよ。ピッチャーの投球練習が始まるのが早いんで。あと、内外野の連係っていうのはもう時間でね。ピッチングとダブるんで。まあ、そこ(内外野の連係)はほとんど見ることはなかったと思う」とキャンプの内部事情を説明。ブルペンでは「当時はピッチャー側から見るっていうものはなくて、必ずキャッチャー側から。ピッチャーの投げるボールを見てたっていう感じですね」と、今では珍しくなくなった、投手側から当該球団の監督や投手コーチとともにブルペン投球を見るということはなかったとした。

 その際に、急に“誰か(ウチの選手を)見てやってくれ”と言われることも多かったといい「うん、それはあったよ。あってコーチが途中で帰っちゃうっていうケースも多々あったね。ああ“この選手見てくれ”って(言っておいて)“じゃあ先に帰るから”って」とあきれ顔。「だから、それがオレが監督になってから、これじゃいけないなっていう…いい勉強にはなってるはずだよ」と評論家・解説者時代に見て感じた“悪習”を、監督時代に反面教師にしていたことを明かした。

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