日本ハム・松本剛 来季「開幕1番」アピール!新球場のチーム初安打「狙っている」

2022年12月15日 06:00

野球

日本ハム・松本剛 来季「開幕1番」アピール!新球場のチーム初安打「狙っている」
日本ハム・松本剛 Photo By スポニチ
 ボス、開幕戦は1番で!今季パ・リーグ首位打者を獲得した日本ハムの松本剛外野手(29)が来季、新球場「エスコンフィールド北海道」での記念すべきチーム初安打を狙う。1番では今季打率・390。好相性の先頭打者に名乗りを上げ、第1打席に球団の新たな歴史を刻む安打を放つ意気込みだ。
 二遊間を鋭く抜けた打球が、天然芝の中堅に転がる。同時に観客が沸く姿を、松本剛は既に頭の中でイメージしていた。12球団のトップを切り、新本拠地で迎える来年3月30日の開幕楽天戦。「そこ(初安打)は正直、狙っているので。開幕戦は1番で使ってくれたらパチンとね。センター前を打ちたいっすね」と思いをはせた。

 自身初タイトルとなる首位打者へ飛躍した今季、最も結果を残したのが1番だった。チームで最多となる30試合で1番起用され、50打席以上立った打順別ではトップの打率・390をマーク。好相性に「え、凄いっすね」と自身も驚きつつ、「開幕戦は1番で使ってください!」と新庄監督へしっかりとアピールした。

 今季は新庄監督が掲げた「トライアウト」の下、143試合全て異なる打順が試された。松本剛も9番を除く打順を経験したが、1番への思いは熱い。「純粋に一番打席が回ってくるので、打席に立つチャンスが増えれば活躍するチャンスも増えるというのが僕の中であった。喜んで1番を打ちたい」と言った。

 後輩に譲るつもりもない。昨季までの背番号12を継承したドラフト1位の二刀流左腕・矢沢(日体大)も、先月26日の新入団発表で新球場でのチーム初安打を公言していた。それでも、背番号7は「いや、もうね。そこは勝負なので、僕は負ける気はないですよ」。首位打者としてのプライドをのぞかせた。
 11年ドラフト高卒同期でソフトバンクへ移籍した近藤からは新たな選手会長に指名された。来季は求められる役割も増えるが、バットを持てばやることは一つだ。ヒットを1本でも多く打つだけ。その1本目で、新球場の1ページ目を飾る。(清藤 駿太)

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