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将棋でも下克上!ロッテ・安田尚憲が初の「球王」に プロ野球最強将棋王決定戦「勘定奉行杯 球王戦」

2022年12月15日 20:24

野球

将棋でも下克上!ロッテ・安田尚憲が初の「球王」に プロ野球最強将棋王決定戦「勘定奉行杯 球王戦」
<球王戦、プロ野球最強将棋王決定戦>決勝戦で巨人・丸(左)に勝利したロッテ・安田(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 プロ野球最強将棋王決定戦「勘定奉行杯 球王戦」(スポーツニッポン新聞社、ドワンゴ主催)が15日、ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」で配信された。
 スポニチとニコニコ動画のコラボ特番は3年目。今回も日本プロ野球選手会が全面協力し、巨人の丸佳浩外野手(33)、ソフトバンクの嶺井博希捕手(31)、楽天の西口直人投手(26)、日本ハムの斎藤友貴哉投手(27)、ロッテの安田尚憲内野手(23)が参加した。

 今年は「将棋ウォーズ」を運営するHEROZの全面協力、奉行シリーズの開発・販売を行っているオービックビジネスコンサルタント(OBC)が協賛して開催。

 「球王」のタイトルに挑む腕自慢の5人は“前哨戦”としてこの日まで「将棋ウォーズ」で一般ユーザーと対戦。勝ち数がトップだった丸が第1シードとなり、パラマストーナメント形式で争った。

 まずは1回戦で前哨戦4位の斎藤と5位安田の顔合わせ。「ロッテは下克上が得意」と気合を入れた安田がこれを制し、2回戦で3位嶺井と対局した。中盤から優位に進めた安田はここでも勝利し「(相手の“嶺井システム”は)見たことがない形だったが、しっかり受けられた」と笑顔だった。

 準決勝はその安田と2位西口が激突。昨年対局した際には西口が勝利したが、今回は互角の戦い。じりじりした展開の末、安田が押し切り3連勝。1位丸との決勝を迎えた。

 5位から進撃した安田と丸による顔合わせ。連戦となる安田は「早く指したい。丸さんは強豪なので手堅く指す」と意気込み、丸は「安田君は対局慣れしている。ゾーンに入っている」と警戒した。

 振り駒の結果、先手は安田。序盤は互角だったが、中盤以降は駒得となった安田が馬を自在に操って優位に立った。最後は相手を追い詰め、見事4連勝で「球王」に輝き「角行と飛車の両取りは気持ちが良かった。初勝利からの初優勝に舞い上がっている。お任せあれ!」と決めゼリフを放った。

 解説の渡辺明2冠(名人・棋王、38)はヤクルトのユニホーム姿を披露。「昨年は今までで一番野球を見た」と話し、イベントについては「この仕事が一年で一番楽しみ。本格的な将棋だった」と満喫した様子だった。

 進行役の室谷由紀女流三段(29)は阪神のユニホームを身につけ「今日の仕事について(棋士の)皆から“いいなあ”と言われた。年々レベルが上がっている」と喜んだ。

 佐々木勇気七段(28)は巨人のユニホーム姿で勝利者インタビューを担当し「野球はビギナーだが、エキサイティングシートで巨人戦を見たことがある。(将棋でも)しっかり詰みも見えた。楽しかった」とレベルの高さを称えた。

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