NTT西日本・林直人 ストレート磨いてフル回転誓う「厳しい場面では変化球だけで抑えられない」

2023年01月26日 07:00

野球

NTT西日本・林直人 ストレート磨いてフル回転誓う「厳しい場面では変化球だけで抑えられない」
NTT西日本・林直人 Photo By スポニチ
 NTT西日本の左腕・林直人投手(21)がフル回転して、入社4年目の大躍進を誓った。
 「先発をしたい思いもありますが、今年は先発、中継ぎ、抑えとどこでも投げられるように自分を高めたい。そのためにはまず、強いストレートを投げられるようになることだと考えています」

 頭角を現したのは、3年目の昨季だった。中継ぎとして都市対抗、日本選手権に救援登板。JABA岡山、京都、北海道大会でも登板機会を与えられ、経験値を高めた。貴重な実戦の場で新たな気づきを得たのが、「厳しい場面では変化球だけで抑えられない」という部分。最速142キロのストレートを、常時140キロ台中盤に引き上げることが今季のテーマだ。

 「左打者との対戦が多いにもかかわらず、これまでは苦手に感じていた。もっと攻めていかなければ抑えられない。内角へ良い球を投げきれないと、全国では通用しないことが分かりました」

 昨季の2大大会ではいずれも左打者に安打を浴びた。スライダーに自信を持つ一方で、直球で内角を攻めきれなかったのが要因だ。主要公式戦での被打率も右打者が・176であったのに対し、左打者は・375。そんな苦手意識を払拭するためにも今オフはウエートトレ、瞬発系のメニューに重点的に取り組んでいる。

 報徳学園では2年夏の甲子園に出場した。3回戦の愛工大名電戦では先発して7回を1失点。チームを8強進出へと導いた。2年秋の近畿大会初戦で投げ勝った近江・林優樹は西濃運輸を経て、昨秋ドラフトで楽天から6位指名。同学年として、これ以上ない発奮材料をもらった。

 「同学年のピッチャーが指名されて、悔しい思いもある。ドラフト以降、自分もプロへ行きたいと強く思うようになりましたし、その目標を達成できるようチームの勝利に貢献していきたいと考えています」

 まずはハイレベルな投手陣の競争を勝ち抜き、幼い頃から抱き続ける夢を実現させる。 

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