帝京平成大監督に前中部学院大監督・原克隆氏就任 広島・野間ら育成 「2部昇格」目指し意識改革から指導

2023年02月12日 20:06

野球

帝京平成大監督に前中部学院大監督・原克隆氏就任 広島・野間ら育成 「2部昇格」目指し意識改革から指導
2部昇格を目指し今月から指導している原監督(撮影・村井 樹) Photo By スポニチ
 東都大学野球リーグ3部の帝京平成大の新監督に、前中部学院大監督で広島の野間や床田を育てた原克隆氏が今月から就任。「まずは2部昇格」を目標に、新天地での指導に汗を流している。
 原氏は04年から21年途中まで中部学院大の監督を務め、全日本選手権と神宮大会に計5回も出場するなどの強豪に育てた。プロだけでなく社会人にも多くの選手を送り込み、岐阜リーグが所属する東海地区大学野球連盟全体のレベルアップにも貢献した。

 新たに就任した帝京平成大は昨年から東都リーグに参加。4部からのスタートとなったが、春に3部昇格。秋は3部で優勝して入れ替え戦まで進んでおり、原氏は「力のある選手もいる。3部優勝ではなく2部で戦える土台をつくり、今年中に昇格したい」と力を込める。

 岐阜リーグでは17度の優勝に導いた新指揮官がまず取り組んだのが意識改革だ。「東都はレベルの高い投手がたくさんいる。そういう相手に勝つためには常に実戦を想定した練習をしないと」と原氏。フリー打撃ではただ打つだけではなく、2ストライクと追い込まれた状況を想定して全球ノーステップで対応するなどの練習法も取り入れ、副将の大石高志内野手(3年)は「どういう目的でこの練習をしているのかが明確になった。自分たちにできていないことも分かり、良い練習ができている」と手応えを語る。

 強豪ひしめく“戦国東都”での挑戦となるが「東都は高校生にとって憧れの場でもある。我々も目標とされるのにふさわしいチームになっていけたら」と見据える新指揮官。戦いはまだ始まったばかりだ。(村井 樹)

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