侍・湯浅 ダル直伝スライダーに師匠も「凄い」 私生活でもプレゼント!“アツアツ”の1日に

2023年02月19日 05:00

野球

侍・湯浅 ダル直伝スライダーに師匠も「凄い」 私生活でもプレゼント!“アツアツ”の1日に
背番号22の侍ジャパンのユニホームで力強いボールを投げ込んだ湯浅 Photo By スポニチ
 【侍ジャパン強化合宿 ( 2023年2月18日    サンマリン宮崎 )】 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンは18日に宮崎市のサンマリン球場で強化合宿2日目を迎え、湯浅京己投手(23=阪神)が初ブルペンでダルビッシュ有投手(36=パドレス)から直伝のスライダーを試投した。初日の練習で教わった握りや投球時の意識を参考にして“師匠”から称賛されるなど、グラウンド内外でイズム吸収に努めた。
 湯浅がダルビッシュから得た“アツアツ”の金言を生かした。侍の背番号22に身を包んだ初めてのブルペン。披露したのは直伝のスライダーだった。

 「昨日握りを教えてもらって、結構いい感じで投げられた。(軌道が)斜めっぽい、今まで投げてないようなスライダーだった」

 従来の縦軌道に加え、オフから横滑りのスライダーを試行錯誤してきた。合宿初日の前日17日。スライダーも宝刀に日米通算188勝を積み上げた右腕に質問した。「握りとか投げている時の意識を聞けた。それを意識してキャッチボールで投げたらいい感じだったので、ブルペンで何球か投げた」。直球とフォークのコンビネーションが生命線でも「日本のボールに戻ったとしても投げられるか、いろいろ試しながらやっていきたい」と本格導入を見据えた。

 捕手の後ろで見ていたダルビッシュからは「スライダー(を得意とする)ピッチャーのスライダーを投げていた。今の日本人投手はみんな器用ですし、凄い」と太鼓判を押された。先にブルペン入りしたダルビッシュの投球を目に焼き付け、ブルペンの同じ場所に立った。

 「中継ぎなので基本投げる場所は荒れているし、プレートの踏み位置が違ったので何も考えていなかった」と苦笑い。「真っすぐが強いし、スライダーもめちゃくちゃ曲がっていた。生で見た方がやっぱり一つ一つのボールが凄い」。目で見て感じたすべてに刺激を受けた。

 伝授されたのはスライダーの技術だけではない。睡眠の質に苦しむ悩みを漏らしたところ睡眠用グミをプレゼントされた。「寝る前に食べたら結構眠れた。疲労回復についてもいろいろ聞くことができた。もっといろんなことを聞きたい」。侍の一員、そして、猛虎の新守護神として成長につながる時間を過ごしていた。 (阪井 日向)

 ▼中村(ブルペンで湯浅の球を受け)切れのいい球があったし、低めに制球されていた。(スライダーは)幅を広げる意味でも挑戦しているんだなと。操れていたし、よかったんじゃないかな。

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