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侍・栗山監督 WBC本番へ準備着々 「栗のカーテン」で報道陣シャットアウト

2023年02月19日 05:00

野球

侍・栗山監督 WBC本番へ準備着々 「栗のカーテン」で報道陣シャットアウト
侍ジャパンの宮崎合宿で移動する栗山監督(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【侍ジャパン強化合宿 ( 2023年2月18日    サンマリン宮崎 )】 木の花ドームには白いカーテンが引かれていた。報道陣はシャットアウト。もちろん一般客も中の様子を見ることはできない。強化合宿の2日目。「栗のカーテン」に守られて非公開で行われたサインプレーには、WBC本番へ向けた決戦ムードが漂っていた。
 「内野の連係とかいろいろなところは各チームとも、見せたくないものは見せたくないので」と栗山監督。メイン球場から、非公開練習が可能な木の花ドームまで、わざわざバスで1・2キロ移動した。内野手と投手が参加し約15分。城石内野守備コーチは詳細は伏せたが「各チームで(ベースへの)入り方とか少しずつ違っていたりするので、その確認とか」と説明した。

 試合の局面で使われるサインプレーは、時に勝敗の行方を左右する。写真や映像、またSNSなどで選手の動きが伝えられたら大きなマイナス。情報漏れは厳禁で「守備の練習か?」と問われた栗山監督は「まあ、そんな感じ。バットは持ってなかったので。城石さんだけですね、バット持ってたのは」と最後までけむに巻いた。

 09年WBCのキューバ戦では、投球のコースを伝達される対策として捕手の構えと逆に投手が投げたこともある。情報戦を制することも世界一への条件。侍ジャパンの準備に抜かりはない。(秋村 誠人)

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