侍・岡本和 国際試合の鉄則「好球必打」の決勝弾 光る勝負強さ4戦13打数5安打6打点

2023年03月04日 22:52

野球

侍・岡本和 国際試合の鉄則「好球必打」の決勝弾 光る勝負強さ4戦13打数5安打6打点
壮行試合<侍・中>ヒーローインタビューで笑顔を見せる佐々木朗(左)と岡本和(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【侍ジャパン壮行試合   日本代表4ー1中日 ( 2023年3月4日    バンテリンD )】 ファーストストライクを叩く。一発で仕留める。国際大会では、その当たり前のことが、より大事になってくる。打ち損じのファウルが増えれば、初対戦となる投手に追い込まれてしまうからだ。
 侍ジャパンの5番に座った岡本和は、ミスショットをしなかった。1―1の7回、先頭で打席に入ると、柳の初球、甘く入ったカットボールを捉え、左翼席に運んだ。「初球を捉え、一発で仕留められて良かった」と決勝弾を振り返った。打った瞬間、ベンチの大谷やヌートバーもジャンプして喜んだ。

 昨年11月の強化試合4試合では11打数6安打の大当たり。オフ期間も「WBCに選ばれたい」と、日の丸を背負うことにこだわって技術を磨いた。今年2月のキャンプでは外野用グラブを新調。本職の三塁だけではなく、紅白戦では不慣れな左翼のポジションを守った。内野との違いを問われると「まずはグラブのサイズが違います。でかい」とおどけたが、日本のために、できる準備は欠かさなかった。

 2月のソフトバンクとの壮行試合から4試合では一塁、左翼、三塁の3ポジションを守り、全試合で打点を挙げるなど勝負強さも発揮。13打数5安打6打点。この日は待望の23年の侍ジャパン1号本塁打もマークした。

 どこを守っても、積極的なバッティングスタイルは変わらない。調子の上がらない村上や山川に代わって、主軸を担う可能性も出てきた。佐々木朗と上がったお立ちで岡本和は言った。「しっかり与えられたところで仕事ができるように頑張りたい」。世界一のために、何でもやる覚悟はできている。

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