侍・大勢がクローザーで零封「栗林さんの分の投げられたらいいと思った」

2023年03月17日 00:26

野球

侍・大勢がクローザーで零封「栗林さんの分の投げられたらいいと思った」
WBC準々決勝<日本・イタリア>5番手の大勢(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【WBC準々決勝   日本9―3イタリア ( 2023年3月17日    東京D )】 大勢が今大会初めて9回のマウンドに上がった。
 6点差あったが、いきなりマストロボニに右前打を浴びると代打・ミネオにも中前打を許した。

 「投げ急いでいる感じはあったが、ランナー出てから修正出来てよかった」

 無死一、二塁から仕切り直し。デルジオのバットを153キロ直球でへし折って捕邪飛に打ち取ると、Da・フレッチャーを二ゴロ。2死二、三塁となったが、最後はフレリクを低め154キロ直球で見逃し三振に仕留めた。

 いい形で米国ラウンドに進む。大勢は「想像するだけでワクワクする。(9回を)任されるかまだ分からないが、準備して臨みたい」と笑顔を浮かべた。

 離脱した栗林のユニホームに触れて勝負に臨んだ。「セレモニーでみんなが触っていたので。投げられない悔しさあると思う。同じポジションだし、栗林さんの分も投げられたらいいと思って投げた」と、守護神役をまっとうした右腕は心地よさそうに汗を拭った。

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