新ルールが勝敗分けた?ピッチクロック違反で先頭打者三振→1死から3得点 レッドソックス痛恨の8回

2023年03月31日 07:01

野球

新ルールが勝敗分けた?ピッチクロック違反で先頭打者三振→1死から3得点 レッドソックス痛恨の8回
球場に表示されたピッチクロック残り時間(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   レッドソックス9ー10オリオールズ ( 2023年3月30日    ボストン )】 結果的に新ルールが勝敗の分岐点となった。6点を追う8回、レッドソックス先頭のディバースが今季から導入されたピッチクロック(投球時間制限)違反で三振に。直後、レ軍は1死から2安打2四死球などで3得点を挙げて猛追しただけに、痛すぎる先頭打者のアウトとなった。
 けげんな表情で打席から退いた。8回の先頭打者として打席に立ったディバース。150キロ超の直球に食らいついていたが、カウント1―2からピッチクロック違反のため、ストライクカウントが進み、三振となった。

 ピッチクロックは試合時間短縮のため、メジャーでは今季から導入。投手はボールを受け取ってから走者がいない場合は15秒、いる場合は20秒以内に投球動作に入らなければ、ボールカウントが一つ加えられる。打者は残り8秒までに打撃の体勢を整えておかなければ、ストライクカウントが加えられる。選手にとってはキャンプ期間中の、新ルールへの対応が課題となっていたが、大事な局面で違反を取られた形だ。

 レ軍は1死からターナーが四球で出塁。続く吉田が一塁強襲の内野安打を放ち、1死一、三塁と好機を拡大した。その後、犠飛、アローヨの2点二塁打などでこの回3点。9回にもオリオールズの抑え投手・バティスタを攻めて2点を挙げ、最終的には1点差にまで迫った。終盤の猛攻を見せただけに、悔やむに悔やみきれない新ルール違反となった。

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