エンゼルス 外野手・フィリップスが登板 大量ビハインドでマウンドへ “兜係”でも話題

2023年05月07日 12:51

野球

エンゼルス 外野手・フィリップスが登板 大量ビハインドでマウンドへ “兜係”でも話題
<エンゼルス・レンジャーズ>9回、5番手としてマウンドに上がったフィリップス(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルスーレンジャーズ ( 2023年5月6日    アナハイム )】 エンゼルスは6日(日本時間7日)、本拠地での地区首位・レンジャーズと対戦。大量ビハインドを喫した9回途中から5番手としてブレッド・フィリップス外野手(28)がマウンドに上がった。
 今季からエンゼルスに加入したフィリップスは外野手登録。守備と俊足が売りだが、「米国の大谷」を自称して最速94・3マイル(約152キロ)を誇る。レイズでプレーした昨季は3試合に登板し、5月10日には打者・大谷と対戦して55マイル(約88キロ)の超スローボールを二塁打されたことがある。今季は控えの外野手としてベンチ入りし、本塁打が出た際の祝福の儀式では兜を運んでかぶせる光景がおなじみ。元日本ハム監督で、昨年エンゼルスで育成コーチを務めたトレイ・ヒルマン氏の義理の息子でもある。

 9回、救援のデビッドソンが捕まって連打などで5点を許し、なおも2死満塁からフィリップスが登板した。初球スライダーでファウルさせると場内からは大歓声。適時打と四球で2点を献上したが、後続を中飛に抑えた。

 この日、大谷翔平投手は「3番・DH」で先発出場。メジャー通算70勝の先発右腕・イオバルディに苦しめられた。これまでの対戦成績は12打数2安打0本塁打5三振、打率・167。初回の第1打席はスプリットに体勢を崩されて左飛、第2打席はカットボールに詰まって二ゴロだった。

 3点を追う6回の第3打席は真ん中への初球カットボールを強振。高々と上がった打球に場内からも大歓声が挙がったが、あと一歩及ばず中飛に終わった。飛距離は395フィート(約120・4メートル)、滞空時間は約6秒、角度35度の打球だった。

 8回の第4打席はカットボールを引っかけさせられ、一ゴロに倒れた。

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