元アスレチックスのバイダ・ブルー氏が死去 73歳 70年代を代表する豪腕投手

2023年05月08日 12:53

野球

元アスレチックスのバイダ・ブルー氏が死去 73歳 70年代を代表する豪腕投手
73歳で死去したバイダ・ブルー氏(AP) Photo By AP
 1970年代のメジャーを代表する左腕投手の1人でアスレチックスのワールドシリーズ3連覇(72~74年)にも貢献したバイダ・ブルー氏がカリフォルニア州北部のトレイシーで死去。6日に家族とアスレチックス側が確認したもので73歳だった。死因は明らかになっていない。同氏は4月23日、アスレチックスの73年ワールドシリーズ優勝からの50周年を祝うセレモニーに杖をつきながら姿を見せていたが、それからわずか13日後にこの世を去った。
 ブルー氏は19歳だった1969年にメジャー・デビュー。3年目の71年には24勝8敗、防御率1・82でサイ・ヤング賞とア・リーグのMVPをダブルで受賞した。このシーズンでは39試合に先発して24試合に完投。そのうち9試合は完封で、312イニングを投げて301三振を奪っていた。

 ストレートの球速は平均94マイル(約151・2キロ)だったが、時折100マイル(約160・9マイル)を超えていたとも言われており、ノーラン・ライアン(元アストロズほか)に並ぶメジャーの豪腕として注目を集めていた。

 球宴には6回選出。アスレチックスには9年、ジャイアンツには6年、ロイヤルズには2年在籍し、通算209勝161敗で防御率は3・27だった。473試合に先発して143試合で完投(完封37試合)を果たし、2175奪三振(歴代67位)を記録。オーナーとの確執やコカイン所持といったトラブルも多かったが、引退後はNBCの解説者などを務め、中米コスタリカでの野球普及活動にも従事していた。

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