DeNAドラ1度会 “包囲網”突破してENEOSに恩返しVを!初戦でいきなりドラフト対決へ

2023年11月08日 05:30

野球

DeNAドラ1度会 “包囲網”突破してENEOSに恩返しVを!初戦でいきなりドラフト対決へ
ガッツポーズで記念写真に収まり健闘を誓う(左から)TDK・権田、三菱重工East・津田、ENEOS・糸川、度会、トヨタ自動車・松本、嘉陽、ヤマハ・網谷、ショウワコーポレーション・西口(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 早くも「度会包囲網」だ。第48回社会人野球日本選手権は8日、京セラドームで開幕する。7日に同球場で行われた前日会見では、DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21=ENEOS)が有終の美を飾るべく優勝宣言。同じくドラフト指名された他チームのライバルたちは、次々と対戦したい選手の名前に同外野手を挙げた。挑まれたプロ入り前の前哨戦、包囲網を突破してドラフト1位の実力を証明する。
 会見には6チームの8選手が出席した。度会らドラフト指名組5人という豪華メンバーだった。和やかな雰囲気も漂う中、ライバル心がうかがえたのは「誰と対戦したい?」との質問が飛んだ時だ。

 オリックスのドラフト7位・権田(TDK)、中日の2位・津田(三菱重工East)の2人が続けて挙げた名前は「度会」。8日の第2試合でENEOSと対戦する最速152キロ右腕の権田は「ドラフト1位がどれほどの実力か。本塁打を打たれないように頑張る」。笑顔でうなずいた度会も「僕は権田投手」と返した。「先ほどトイレで一緒になって“明日対戦だね”と話をする機会があった」との理由で笑いを誘い、「フルスイングでヒットを打てるように」と力を込めた。

 津田は遊撃手で、横浜高では同学年の度会と二遊間を組んだ。野手同士だが「高校から切磋琢磨(せっさたくま)してきた。最後は勝って終われるように」。即戦力スラッガーへのプロ入り前の包囲網。ライバルたちの挑戦に度会は「(マークが)厳しくなる分、打ってこそ本物」と言い聞かせるようだった。

 横浜高3年時は指名漏れも、社会人3年間で大きく成長。ドラフト会議ではDeNAの1位指名に号泣して喜んだ。「(ENEOSは)本当に大好きなチーム。恩を返せるのはこの大会が最後。自分のヒット、本塁打、ワンプレーで優勝に導けるように」。包囲網を突破し、優勝を置き土産にするつもりだ。(鈴木 勝巳)

 ≪トヨタ自動車・松本“3連覇”導く≫トヨタ自動車は昨年の日本選手権、今夏の都市対抗に続く全国2大大会3連覇がかかる。ヤクルト2位の最速152キロ右腕・松本は「少しでもチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。ENEOS投手陣を支える西武7位の糸川は「何としても大久保監督を胴上げできるように力を尽くす」と誓いを立てた。

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