広島・新井監督「どんどん行けと言っている。勇気を持ってトライした」 両リーグ断トツ14度の盗塁死も

2024年04月19日 23:10

野球

広島・新井監督「どんどん行けと言っている。勇気を持ってトライした」 両リーグ断トツ14度の盗塁死も
<広・巨>広島・新井監督(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島0-0巨人 ( 2024年4月19日    マツダ )】 広島は19日の巨人戦を延長12回の末に0―0で終え、今季初めて引き分けた。九里亜蓮投手(33)は今季最多109球で6回無失点の粘投でも打線の援護がなく、開幕から4度目の登板でも初勝利に届かなかった。12球団の開幕投手で未勝利はヤクルト・サイスニードと2人だけになった。
 打線は6安打どまり。12回2死一塁では代走で出た羽月隆太郎内野手(24)がけん制で誘い出される形の盗塁死で試合が終わり、24歳の誕生日を飾れなかった。得点力不足の広島は昨季同様に走者を動かし、盗塁失敗は早くも14度目。両リーグを通じて次点の日本ハム6度を大きく引き離す失敗の数でも、積極的な仕掛けは続きそうだ。新井貴浩監督(47)は次の通り振り返った。
 
 ――今季最多の8人継投。投手陣が頑張った。
 「よく頑張りました。(九里)亜蓮がランナー出しながらも要所を締めてナイスピッチングだったと思うし、その後を継いだブルペンも本当によく頑張ったと思います」

 ――九里投手は1週間前にやられた巨人に好投。
 「本人も気合入っていたし、粘り強く、彼らしい投球だったと思います。ナイスピッチングだったと思います」

 ――打線は好機をつくったが…。
 「チャンスはね。でも捉えた当たりが正面に行ったりして、不運な面もあったけど、相手もいいピッチャーなのでね。なかなか難しい中で、各自がいい反応をしていたと思います」

 ――4番・堂林にも代打を送るなど積極采配だった。
 「そこはもう相手を見ながら、状況、イニングを見ながら、できることをやろうという感じかな」

 ――二俣にプロ初安打が出た。
 「ナイススイングだったし、本人もうれしいと思うけど、自分もうれしいです。また、次の1本を目指して頑張って欲しいですね」

 ――12回は羽月が積極的に仕掛けた。
 「こちらはどんどん行けと言っているので。あそこは勇気を持ってトライした結果なので。それはこちらが行けと言っているので」

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