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マチャドは強力で優れたリーダー? 不適切で賢くない行動をとる悪役? ベテラン記者が“二面性”指摘

2024年10月09日 07:47

野球

マチャドは強力で優れたリーダー? 不適切で賢くない行動をとる悪役? ベテラン記者が“二面性”指摘
パドレス・マチャド(AP) Photo By AP
 マニー・マチャド内野手(32)について、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が「強力で優れたリーダーなのか、不適切で賢くない行動をとる悪役なのか」と二面性を指摘している。
 地区シリーズ第2戦、ドジャー・スタジアムでファンがボールやビール缶をフィールドに投げ込んだ混乱の後、マチャドはダグアウトで選手を招集、「プレーに集中しよう」と仲間に冷静になるように促した。

 ローゼンタール記者はFOXの中継ではフィールドレポーターを務めるが、「マチャドはキャリアの中で多くの批判を受けてきました、重要な場面でも気を抜いているように見えたり、時々汚いプレーをするとか、チームの中心に据えるべき選手ではないとか。しかしながら今夜ダグアウトで見たことは、彼のキャリアの中でも最も明白で、力強いリーダーとしての行動でした。彼は32歳。明らかに変わりました」と称賛した。

 しかし、ローゼンタール記者はその時点で、ドジャースの先発・ジャック・フラーティがフェルナンド・タティスに91.7マイル(約148キロ)のシンカーをぶつけたことに怒り、マチャドがドジャースのダグアウトにいるデーブ・ロバーツ監督の方にボールを投げつけていたことを認識していなかった。そのため、翌日の記事で「マチャドはマチャドのままだった」と称賛を撤回している。

 三塁審判のトリップ・ギブソンは、マチャドの「邪悪なスロー」の直後に彼に近づいた。退場はさせなかったが、もしボールを投げたことで、ベンチ総出の乱闘に発展していれば、マチャドはほぼ確実に挑発者として退場させられていた。試合に勝っていたとはいえ、シリーズでは0勝1敗とリードされている状況で、ポストシーズンのゲームから締め出されるリスクを冒した。賢くない行動だった。

 しかし、今季のパドレスは単なるスターの寄せ集めではなく、一致団結できている。ダルビッシュ有は、シーズン中、個人的な事情で約2カ月間チームを離れていた間、特に支えてくれたのがマチャドとジョー・マスグローブだったと感謝している。優れたリーダーなのか、賢くない行動をとる悪役なのか。

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