JFE西日本が準決勝進出 今秋ドラフトで指名漏れの土井克也が決勝ソロ「やっと自分の形で打てた」

2024年11月07日 14:16

野球

JFE西日本が準決勝進出 今秋ドラフトで指名漏れの土井克也が決勝ソロ「やっと自分の形で打てた」
<JR東海・JFE西日本>2回、先制の本塁打を放ちホームに向かうJFE西日本・土井(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【第49回社会人野球日本選手権準々決勝   JFE西日本3―0JR東海 ( 2024年11月7日    京セラD )】 6大会連続17度目出場のJFE西日本が快勝し、河野竜生(現日本ハム)を擁して準優勝した2018年以来の4強入りを果たした。
 2回に土井克也内野手(24)が決勝の先制ソロで打線に勢いを付けた。カウント2―2からの6球目、見逃せばボールかもしれない真ん中高めの141キロを豪快に左翼席へ運んだ。

 「高いところは全部行こうと思っていた。やっと自分の形で1本打てたのがよかった」

 4回先頭では9球粘って四球を選び、三塁側ベンチに向かってガッツポーズして味方を鼓舞。「出塁っていうのをすごく意識してやってたんで、思わず声が出ちゃいました」と笑った。

 神奈川大から入社2年目で、今秋はNPB球団から調査書が届いていたが、ドラフトでの指名はなかった。

 「都市対抗がああいう結果だったんで…。正直、悔しい思いもあったんですけど、まだまだ実力が足りていないです」

 今夏の都市対抗では初戦のSUBARU戦に「1番・一塁」で出場も、3打席連続で空振り三振に倒れ、4打席目に代打を送られた。以降は打順が6番に下がり、今大会も1回戦のJR北海道硬式野球クラブ戦で2打席連続三振し、3打席目に代打を送られていた。田中友博コーチから、打席の中で自分のリズムが取れていないことをアドバイスしてもらい
、形を取り戻そうと取り組んできた。

 内田聡監督は「昨日の練習で調子よかったんで、今日あたり土井か綿屋がホームラン打ったら勝てるかな、と思っていたら、土井が打ってくれたんで、チームとしても勢いに乗れました」と称えた。

 8日の準決勝の相手はトヨタ自動車になる。土井は「社会人野球のトップのチームだと思うんで、攻めの気持ちで向かっていけたら」と意気込んだ。

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