ボクシングのトリプル世界戦(東京・大田区総合体育館)の前座で、元日本ヘビー級王者の藤本京太郎が121キロのオーストラリア人を血祭りに上げた。
地元の地域タイトルを保持したことのあるネイサン・マッケイとの8回戦。京太郎は3回に右を食らってピンチとなったが、ボディーを決めて逆転。後半にスタミナを切らした相手に何度もジャブを打ち込み顔面を赤く染めた。終盤は返り血を浴びながら前に出たが、決定打は与えられず3―0の判定勝利。K―1出身の男は通算成績を14勝1敗とし「世界と言われても僕はボクシング分からないので、とりあえず強いやつと戦って証明したい」と語った。