黒木優子 KOで4度目防衛「勝って初めて涙が出そうになった」
2016年06月06日 20:45
格闘技
“ボクシング界のゆうこりん”と呼ばれる黒木は約3週間前に腰を痛め「スパーリングを50ラウンドもやっていない。ほぼマスボクシングで」調整していたと明かした。さらに、試合3日前には福岡の自宅で転んで右手を突き、親指と中指が「折れたかもしれない。怖くて病院へ行っていない」状態で、苦手のサウスポーに挑んだ。最初にダウンを奪ってからは「腰のこともあって早く倒したかった」とタフな相手に大振りが目立ったが、最後はきっちりと仕留め「不安しかなかったので、勝って初めて涙が出そうになった」と照れた。
活動範囲を広げるため今年からモデルボクサー高野人母美(協栄)と同じ事務所に所属し、東京進出第1戦を飾った。今後については統一戦も視野に入れており、「WBCの1位がWBA王者のオルティス(メキシコ)で、WBCから指名があれば統一戦になるかもしれない」と話した。