内山 王者コラレスと久々対面で闘志「必ずリベンジする」
2016年12月29日 05:30
格闘技
「使命感かな。今までの防衛戦と違い、今回はこれに勝たないと、というハッキリした目標がある」。相手より自身を高めることを重視してきた内山には珍しく、2回KO負けした映像は「20〜30回は見た」。2度目の防衛戦から内山を担当する佐々木トレーナーに至っては、日めくりカレンダーの「まいにち、修造!」ならぬ「毎日コラレス」状態という。スマートフォンに約6分間の映像を落とし、「何秒にこのパンチをもらったとか全て覚えた」。コラレスの動き方やクセを細かく見つけ、内山と言い合いをしながら実際の体感と擦り合わせる作業を続けた。元2階級制覇王者ザブ・ジュダー(米国)や元統一世界フェザー級王者ナジーム・ハメド(英国)らの映像を見て、変則サウスポー対策も進めた同トレーナーは「成果を必ず出してくれると思う」と期待を寄せた。
前戦の2回、内山は残り1秒で3度目のダウンを喫してKO負けした。逃げ切ろうとしなかった理由を問うと「何か一発当てて次のラウンドを迎えようとした」と説明し「自分の決断なので後悔はない。こういう性格なのでここまで来られた」と答えた。今回も、その姿勢で臨むのか。「今回は分からない」。再戦の意義は勝つことのみだ。