三浦隆司、12回KOで王座挑戦権獲得!ボンバーレフトで決めた

2017年01月29日 12:59

格闘技

三浦隆司、12回KOで王座挑戦権獲得!ボンバーレフトで決めた
三浦隆司 Photo By スポニチ
 ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定12回戦は28日(日本時間29日)、米カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリング・リゾート・カジノで行われ、元同級王者で現同級1位の三浦隆司(32=帝拳)は同級2位のミゲル・ローマン(31=メキシコ)に12回53秒KO勝ちし、新王者ミゲル・ベルチェルト(25=同)への指名挑戦権を獲得した。三浦は36戦31勝(24KO)3敗2分け、ローマンは68戦56勝(43KO)12敗となった。
 序盤こそ頭を振り、途中では足を使うなど防御への意識を見せた三浦だったが、中盤以降は自身より10センチ近く背が低く、懐に潜っては回転の速い連打を打ってくるローマンに苦しんだ。途中からはガードが下がり大振りも目立つようになったものの、序盤から打ち続けた右ボディーでダメージを受けた相手が終盤に失速。10回、代名詞の“ボンバーレフト”を相手の腹のど真ん中に突き刺しすと、ローマンは膝をつき、前のめりに倒れて一回転するダウンとなった。

 11回にも左右のボディーから相手をロープに追い詰め、左ボディーからの7連打で2度めのダウン。この回は仕留めきれなかったが、最終12回に左ストレートを顔面に打ち込むと、ローマンは一瞬置いて仰向けに倒れ、レフェリーが10カウントを数え上げた。11回までの採点は104―103、105―102、106―101で3者とも三浦を支持していたが、9回までは1―2でローマンがリードしていた。

 15年11月、米ラスベガスで現王者フランシスコ・バルガスに9回TKO負けして王座を追われ、「米国でもできるところを見せたい」とリベンジを誓っていた三浦。彩美夫人や2人の子供が初めて海外の試合に駆けつけた負けられない一戦で、世界戦線に生き残った。三浦は生中継したWOWOWの単独インタビューに対し、「中盤、スコアで負けていると感じていたので、10、11ラウンドは倒すのを意識して前に出た。それでダウンを取れて良かった」とコメント。新王者ベルチェルトとの対戦については「試合を見ていないので、何とも言えない。帰国してちゃんと見たいと思います」と語った。

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