村田、来週にも進退結論 本田会長が胸中代弁「気持ちはやりたいんだと思う」
2017年05月25日 05:30
格闘技
同会長は試合直後の控室で村田が泣いていたことを明かし、「世界戦を実現させた周囲に申し訳ないという気持ちだったのでは」と心中を思いやった。だが、進退の結論が遅くなると再起への準備も遅れる。本田会長は「気持ちはやりたいんだと思う。もう練習を始めたいぐらいではないかな」と予想した。
WBAはメンドサ会長が判定の誤りを認め、再戦指令を出す予定。当初は22日にも出すとしていたが、本田会長が確認すると「(村田の負けとした)ジャッジ2人の判定を検証して25日に出す」と答えたという。本田会長は「2人への処分がなかったら絶対に再戦はやらない」と明言。エンダム―村田の勝者への指名挑戦者、ロバート・ブラント(米国)陣営からも「ひどい判定。先に再戦してくれ」と伝えられたことを明かした。また、日本ボクシングコミッション(JBC)もWBAに文書で抗議し、採点結果の再検証と2週間以内の回答を強く要望した。
村田にはWBOとWBCからも世界戦の“ラブコール”が届いており、再戦は選択肢の一つにすぎない。本田会長は「元々11月まで次はやらないつもりだった」と、再起する場合は早くても11月との見通しを示した。