田口良一 6度目の防衛成功 田中恒成との統一戦へ前進「ボディーを入れてKOできたのはうれしい」
2017年07月23日 20:01
格闘技
5回、右を打ち込む田口に対し、バレラはやや距離を取って被弾を避け、アッパーを狙う作戦に切り替えた。6回には完全にアウトボクシングに徹し、ノーガードから手を伸ばす戦い方にチェンジ。しかし、田口もラウンド終盤にロープへ追い込んでボディーをたたき込んだ。7回、田口は相手を逃すまいと常に追い込みをかけ、左フックや右ストレートを放ったが仕留めるには至らず、終盤にはバレラが逆に前進して左を打ち込んできた。
8回、前へ出て右ボディーを決めたバレラに対して田口も反撃。終盤にロープ際でボディー3発を決めると、挑戦者は完全にグロッギーに陥った。9回にはアッパーから一気にラッシュをかけ、ついにレフェリーが試合をストップした。
試合後、放送席にいた田中がリングイン。改めて統一戦を誓い合った。田口は「ここ2試合判定で、期待に応えられなかった。前回ふがいなかったので、払拭したいと1回からいった。やってきたことを信じて、ボディーを入れてKOできたのはうれしい」と喜びを語った。9月13日に2度目の防衛戦を控える田中は「間違いなくライトフライで最強の相手。9月の試合に勝って、年内に向き合えることを望んでます」と宣言。田口も「9月も確実に勝ってくれると思う。年末にでも勝負できたら」と応じた。