ボクシング・トリプル世界戦(22日、東京・両国国技館)のうちWBC世界戦2試合の調印式と記者会見が19日、東京・九段のホテルグランドパレスで開かれた。初防衛戦のWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(25=BMB)は「体調は万全。今日はしっかり練習して、明日はゆっくり映画や買い物にでも行ってリラックスしたい」とマイペースを強調。元世界王者との対決に「凄く強い選手とは思うが、今の王者は僕なんで、僕が絶対勝ちます」と話した。
同級1位の挑戦者ペドロ・ゲバラ(28=メキシコ)は王座奪回を懸ける。「この挑戦は必ず勝ちたい。カギとなるのは意欲。誰にも負けない意欲を持ってやってきた」と抱負を述べ、WBCベルトが日本とメキシコの間で行き来している現状を問われると「それは偶然。自分はメキシコ人らしく堂々と戦いたい」と決意表明した。
なお、グローブは日本製8オンスで、色は両者とも黒。オフィシャルはレフェリーがヘクトール・アフー(パナマ)、ジャッジがマイク・ロス(米国)、リム・ジュンバエ(韓国)、アレハンドロ・マーチン(メキシコ)の3氏が務める。