比嘉 沖縄で勝つ!来年2月凱旋V2戦は記録ずくめ歴史的一戦
2017年12月27日 05:30
格闘技
「沖縄では50%以上の視聴率が出るんじゃないか」。愛弟子に期待した具志堅会長は37年前、地元でWBA世界ライトフライ級王座から陥落。熱狂的なムードに包まれ、「会場を機動隊が取り囲んでいた。独特の雰囲気にコンディションがつくれなかった」という。具志堅会長を含め沖縄での世界戦は日本人の3戦全敗だが、比嘉は「世界を獲る前の方がプレッシャーが強かった。喜びの方が大きい」と平然。同じく沖縄出身の元WBC世界スーパーライト級王者・浜田剛史らが持つ15連続KOの日本記録が懸かる一戦へ「15連続を沖縄でできたら最高」と力強かった。
既に11日から22日まで鹿児島・徳之島で走り込み合宿を実施。女子マラソンの高橋尚子さんも走った「尚子ロード」など山道を一日約25キロ走破した。拓大の箱根駅伝出場チームも合宿していたが、06年に亜大を総合優勝に導いた岡田正裕監督が「こんな練習をやるのか」と驚くほどメニューは過酷だった。「あと2つ勝たないと(KO記録を)更新できない。KOで勝って次へつなげたい」。沖縄に歓喜をもたらすため、正月返上でスパーリングに取り組む。