【RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017 バンタム級トーナメント ○堀口恭司 TKO1R4分30秒 ガブリエル・オリベイラ● ( 2017年12月29日 さいたまスーパーアリーナ )】
バンタム級トーナメントの優勝候補、堀口恭司(27=アメリカン・トップチーム)が格の違いを見せつけて4強入りした。ガブリエル・オリベイラ(28=ブラジル)をスピードで圧倒。右ストレートと左フックでダウンを奪い、1RでTKO勝ちした。大みそかは堀口―マネル・ケイプ(24=アンゴラ)、石渡伸太郎(32=CAVE)―大塚隆史(31=T GRIP TOKYO)の準決勝に引き続き、決勝が行われる。
開始早々から堀口が異次元の速さで動き回った。手足の長いオリベイラの懐に飛び込み、的確にパンチ、キックを当てる。相手の膝が金的に当たったが、再開後もスピードは衰えない。右ストレートでダウンを奪い、左フックで再び倒すと、レフェリーが試合を止めた。リング上では「ちゃんとメインの仕事ができましたかね」と余裕で会場のファンに尋ねた。
他の2回戦3試合はいずれもKO決着。試合内容も求められる状況だったが、米UFCで活躍した男はレベルが違った。「31日はもっと盛り上げるんで、今からでも遅くないのでチケットを買ってください」。優勝候補筆頭は自信満々で大みそかを迎える。