尚弥 バンタム級王座奪えば即統一戦へ!大橋会長が明言
2018年01月01日 05:30
格闘技
18年の抱負を問われると「バンタム級で世界王者になれるように一からやり直して再スタートしたい」と、改めて階級アップを宣言した。同級の各団体王者は英国人が2人のほか、英国に拠点を置くWBO王者テテ(南アフリカ)とWBC王者ネリ(メキシコ)。井上が返上すればバンタム級上位へのランクが確実なWBOの王者テテと、交渉しやすいネリが標的とみられるが、大橋会長は「まずは3階級制覇させて、その後は防衛戦じゃなく統一戦、というのを考えていきたい」とプランを口にした。
井上はスーパーフライ級で防衛を7度重ねながらビッグマッチの実現を待ったが、元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)らとの対戦は実現しなかった。その結果、大橋会長は「スーパフライ級に長くとどまりすぎた」という。単なる防衛戦は行わない、王座奪取→統一戦構想は、「ファンがゾクゾクする試合をしていきたい」と井上が希望する“ビッグマッチ路線”だ。
井上は階級変更にあたり「技術面は今までどおりやって、体をもうちょっとしっかりつくれれば」と語った。パワーは1階級上でも十分通用するが、相手の攻撃に対する耐久力もつける必要がある。「フィジカルトレーニングをもっと詰めて、しっかりやろうかな」と“バンタム仕様”の体づくりを目指すつもりだ。