村田 右フック磨く!初防衛戦映像見て“使える”と気づいた
2018年04月17日 05:30
格闘技
右フックはストレートやクロスを警戒してガードを固めた相手に対し、軌道を変えて打ち込んだもの。村田自身、映像を見て「俺、こんな角度で打っていたんだ」と気づいたという。村田の武器は右ストレートが有名だが「外からも来ると相手に思わせることができる。バリエーションが増えたのはうれしい」と収穫を口にした。
米COMPUBOX社のデータでは初防衛戦のパンチ的中率は42%で、パワーパンチは59%。過去3試合平均の40・3%、52・2%を上回った。試合中に右の当て方を修正して精度を高めたのがKO防衛につながった。従来は距離を取るためだった左ジャブも外国人スパーリングパートナーから武器になると指摘され、KOにつなげる手段として使えたという。「今までのKOとは違う。個人的にKOの仕方が良かった」と自信を深めた。
今秋予定のV2戦をクリア後、将来はゴロフキンとのビッグマッチを希望する。この日も「強さの象徴。彼に勝てば自分がリアルでいられる。目標として掲げるのに理想的な存在」と改めて語った。4月いっぱい休養して体力回復に努めるが、「ゴールデンウイークがある。休息という名の家族サービスが…。世のお父さんと同じようなことが僕にも待っている」と笑わせた。