日本ボクシング連盟 公式サイトに反論文「事実と異なる部分多い」

2018年07月31日 00:27

格闘技

 アスリート助成金の不正流用や試合用グローブの不透明な独占販売などの疑いが指摘されている日本ボクシング連盟(山根明会長)は30日夜、公式サイトに「ご報告」と題した反論文を掲載した。国内アマチュアボクシングを統括する同連盟の問題については、都道府県連盟の幹部や関係者300人以上が日本オリンピック委員会(JOC)や文科省などに対して告発状を提出。助成金を交付した日本スポーツ振興センター(JSC)は事実関係を調査する方針を示していた。
 反論文ではまず「この度、TV局、新聞等において、当連盟に対する告発状がJOC等に提出されたとの報道がなされております。この様な事態になり、アマチュアボクシングファンの皆様、選手の皆様、関係者の皆様に、多大なご迷惑をおかけしたこと、まずお詫び申し上げます」と謝罪。その上で「しかしながら、告発状記載の事実関係については、事実と異なる部分が多くあり、そのため、一連のマスメディアにおける報道も、正しい事実関係を反映しているとは言えません」と指摘した。

 今後については「告発状に対するJOC等の判断を待って、当連盟としての方針、対策を講じていく所存です」と説明。本来なら会見などでの説明が求められるが、「既に告発状が提出されております。従いまして、同手続きに与える影響を鑑み、今後、具体的な説明については、専ら、告発手続きの中で行っていくことになりますので、その旨ご容赦下さい」とした。

 なお、同連盟の公式サイトに掲載される情報や「お知らせ」は通常、「一般社団法人日本ボクシング連盟 会長 山根明」で始まり、「文責 ○○」と締めくくられているが、反論文には冒頭に「一般社団法人日本ボクシング連盟」とあるだけで、個人名の記載はなかった。

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