村田、選手ファーストの組織に 「良い環境でできるかが大事」
2018年08月07日 05:30
格闘技
統括団体である国際ボクシング協会(AIBA)の組織が問題視され、ボクシングは東京五輪の実施競技から除外の危機にある。しかも国内では不正判定の横行が指摘され、競技団体として最低評価を受けたため国体では隔年実施競技に格下げと、強化に支障が出ている。村田は「社会的にも、この体制が選手に悪いことは分かる」と言い切り、「ボクシングは健全なスポーツと示さなくてはいけない。どんな体制になっても、まずは選手が五輪に出場できるような状態をつくってあげないと」と強調した。
村田はJOCやスポーツ庁が積極的に問題解決に動くべきとも訴えた。「明らかに(統括団体が)おかしいのなら、上からダメと言わないと。大火事になってから火を消そうとしても遅い」と話し、「ボクシングだけの問題じゃない。統括団体はどうあればいいのか改めて考えてほしい」とスポーツ界全体へ問題提起した。
自身はフェイスブックで現体制を暗に批判し、山根会長に「生意気」と非難されたが、願うのは正常化のみ。「この問題についてはもう話しません」と硬い表情で唇を結んだ。