日本ボクシング連盟の不正疑惑問題を巡り、スポーツ庁の鈴木大地長官は7日、反社会勢力と交友があったとされる山根明会長について、個人的な意見と前置きした上で「事実だとすれば辞任に値する」と述べ、助成金流用への関与も含めて事実であれば辞めるべきだとの考えを示した。
山根会長は助成金の流用や過去の暴力団組長との関係を認めており、日本連盟は真相を究明するための第三者委員会を設置する方針。これに対し鈴木長官は「第三者委の意見は尊重するが、早く選手にいい(練習)環境を与えたい」と述べ、結論の時期に関わらず早急に問題の収束を図るべきだと訴えた。