【OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦 ○(王者)清水聡《4回2分43秒TKO》(同級10位)河村真吾● ( 2018年8月17日 東京・後楽園ホール )】
ロンドン五輪銅メダリストの清水がプロデビューから7連続KO勝利で3度目の王座防衛に成功した。4回、強烈な左フックでダウンを奪うと、立ち上がった河村に連打を浴びせて試合を決めた。「岡山の人たちに勝利を届けられてうれしい」。
西日本豪雨で岡山県総社市の実家が被災。生まれ育った家と思い出の品を失った。気落ちした清水を奮い立たせたのは片岡聡一市長の「世界王者になって凱旋パレードを」の激励だった。世界挑戦について大橋会長は「機は熟している。チャンスがあれば」と前向き。清水は「しっかり準備するだけ」と表情を引き締めた。