ケニー・オメガ 来年1・4、4度目の防衛戦で棚橋弘至と対戦
2018年10月09日 16:59
格闘技
前日8日の両国国技館大会。メインイベントで王座防衛を果たした宿敵に対し、棚橋は「賞味期限切れ」と吐き捨てた。この意味を問われ、「言葉足らずのところがあった。ケニーのプロレスが食傷気味なんですよ。プロレスは激しく、厳しいものであっても、残酷なものであってはならない。それが僕の考え。技術も確か、ビジュアルもいい、運動能力も高い、でも何か違う。それに昨日、気がつきました。プロレスに品がない」と言い放った。
これに対して王者はすぐさま反論。「品がないといった発言について、どうかと思う。不思議なことに、品のないプロレスを見て困難な状況から克服できたという人がいる。うつ病を克服したり、アルコール中毒を克服したり。もし、自分のプロレスに品も何もないのなら、そんな人は現れない。相手のやっていることに対してもっと配慮が必要だと思う」とエースの発言を否定した。
さらに棚橋はベルトの現状についても言及。オメガが防衛を果たした8日の3WAY戦を振り返り、「試合終わってから、そういえば、これタイトルマッチだったね、という印象。IWGPの権威、扱い…。ベルトはアクセサリーじゃないから。それにずっとモヤモヤしていたことがある」とオメガの手法に不満を爆発させた。これに対しても鋭いカウンターで切り返す王者だった。
会見が1時間を経過したあたりでちょうど話題も切り替わり、平成最後の1・4東京ドームを意識するかと問われた“逸材”は「めちゃめちゃ意識します。節目に名を残したい。平成最後のG1クライマックスで優勝したので、平成最後の東京ドームで棚橋の名を刻みたい」と目を輝かせた。