ケニー・オメガ 来年1・4、4度目の防衛戦で棚橋弘至と対戦

2018年10月09日 16:59

格闘技

ケニー・オメガ 来年1・4、4度目の防衛戦で棚橋弘至と対戦
東京ドームで激突するオメガと棚橋 Photo By スポニチ
 新日本プロレスは9日、東京都港区の明治記念館で会見を開き、来年1月4日の「レッスルキングダム13 in 東京ドーム」で、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(BULLET CLUB ELITE)が4度目の防衛戦で挑戦者・棚橋弘至(NJPW)と対戦すると発表。約3カ月後にビッグイベントを控えた両者はスーツ姿で登場すると、長時間に渡り、激しい舌戦を繰り広げた。
 自身3年ぶりとなるメインイベントに臨む棚橋は「コンディションからすればケニーとは雲泥の差あるけど、何とかします。過去最高のコンディションでリングに上がって、もう一度ベルトを巻きます」と勝利を予告。迎え撃つオメガは「今現在、この団体を引っ張っり、使えない若手の選手に給料を払えるように尽力しているのが誰だか分かってほしい。それはおまえじゃない。対戦が決まったのはおまえが勝つためじゃない。全力でおまえを倒しに行く」と返り討ちを宣言した。

 前日8日の両国国技館大会。メインイベントで王座防衛を果たした宿敵に対し、棚橋は「賞味期限切れ」と吐き捨てた。この意味を問われ、「言葉足らずのところがあった。ケニーのプロレスが食傷気味なんですよ。プロレスは激しく、厳しいものであっても、残酷なものであってはならない。それが僕の考え。技術も確か、ビジュアルもいい、運動能力も高い、でも何か違う。それに昨日、気がつきました。プロレスに品がない」と言い放った。

 これに対して王者はすぐさま反論。「品がないといった発言について、どうかと思う。不思議なことに、品のないプロレスを見て困難な状況から克服できたという人がいる。うつ病を克服したり、アルコール中毒を克服したり。もし、自分のプロレスに品も何もないのなら、そんな人は現れない。相手のやっていることに対してもっと配慮が必要だと思う」とエースの発言を否定した。

 さらに棚橋はベルトの現状についても言及。オメガが防衛を果たした8日の3WAY戦を振り返り、「試合終わってから、そういえば、これタイトルマッチだったね、という印象。IWGPの権威、扱い…。ベルトはアクセサリーじゃないから。それにずっとモヤモヤしていたことがある」とオメガの手法に不満を爆発させた。これに対しても鋭いカウンターで切り返す王者だった。

 会見が1時間を経過したあたりでちょうど話題も切り替わり、平成最後の1・4東京ドームを意識するかと問われた“逸材”は「めちゃめちゃ意識します。節目に名を残したい。平成最後のG1クライマックスで優勝したので、平成最後の東京ドームで棚橋の名を刻みたい」と目を輝かせた。

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