井岡 日本人初4階級制覇に自信「僕しかいない」 引退、復帰、離婚…激動の1年締めくくる!
2018年12月15日 05:30
格闘技
この日の練習はキューバ人トレーナーのイスマエル・サラス氏(61)を相手にパンチのコンビネーションやフットワークを確認する軽めの内容だったが、そこにニエテス攻略の鍵が隠されていた。
「リードパンチを使ってペースを崩すのが理想だけど、それだけでは崩せないので、バリエーションをつけて、いろいろなパターンを練習しています」
すでに約100ラウンドのスパーリングを消化。試合巧者のベテランを攻略する青写真は出来上がっている。
9月の復帰戦では、マクウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)に判定勝ち。以前とは違った攻撃的な一面も見せたが、サラス氏は「前回ほどアグレッシブに行く必要はない。彼は何でもできるから」と自信のコメント。練習会場の「KODLAB」代表でもある内山氏は自身の経験から「1年空くと試合勘とか不安が出てくる」と説明しつつ、「前回ほど打たれることはない。階級的にもキツくないし、前回よりいいパフォーマンスを見せてくれるはず」と期待した。
昨年大みそかの引退表明から現役復帰、そして離婚発表と激動の一年を、井岡が日本人初の4階級制覇で締めくくる。
▽4階級制覇王者 過去18人。6階級制覇のデラホーヤ(米国)とパッキャオ(フィリピン)、5階級制覇のメイウェザー(米国)ら5人を含む。日本人ではライトフライ級、フライ級、バンタム級を制した亀田興毅が15年10月に4階級制覇に挑戦したが、当時のWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平に判定負けした。