井岡 日本人初4階級制覇に自信「僕しかいない」 引退、復帰、離婚…激動の1年締めくくる!

2018年12月15日 05:30

格闘技

井岡 日本人初4階級制覇に自信「僕しかいない」 引退、復帰、離婚…激動の1年締めくくる!
サラストレーナー(右)の指導を受ける井岡(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【WBO世界スーパーフライ級王座決定戦 ( 2018年12月31日    マカオ・ウィンパレス )】 大みそかにマカオで日本人初の4階級制覇に挑戦する井岡一翔が14日、都内で公開練習を行った。対戦相手のニエテスは自身同様に3階級制覇の実績を持つ強敵だが、井岡は「4階級制覇するのは僕しかいない」と豪語。練習場所を提供した元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(39)も仕上がりに太鼓判を押した。
 階級の壁も、強敵との対戦も、復帰を決めた時に覚悟した。だからこそ、大一番を前にしてもブレはない。2年ぶり6度目の“大みそか世界戦”まで残り17日。国内で1年8カ月ぶりに練習を公開した井岡は「4階級制覇するのは僕しかいない。簡単なことではないけど、必ず勝って新たな歴史に名を刻みたい」と言い切った。

 この日の練習はキューバ人トレーナーのイスマエル・サラス氏(61)を相手にパンチのコンビネーションやフットワークを確認する軽めの内容だったが、そこにニエテス攻略の鍵が隠されていた。

 「リードパンチを使ってペースを崩すのが理想だけど、それだけでは崩せないので、バリエーションをつけて、いろいろなパターンを練習しています」

 すでに約100ラウンドのスパーリングを消化。試合巧者のベテランを攻略する青写真は出来上がっている。

 9月の復帰戦では、マクウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)に判定勝ち。以前とは違った攻撃的な一面も見せたが、サラス氏は「前回ほどアグレッシブに行く必要はない。彼は何でもできるから」と自信のコメント。練習会場の「KODLAB」代表でもある内山氏は自身の経験から「1年空くと試合勘とか不安が出てくる」と説明しつつ、「前回ほど打たれることはない。階級的にもキツくないし、前回よりいいパフォーマンスを見せてくれるはず」と期待した。

 昨年大みそかの引退表明から現役復帰、そして離婚発表と激動の一年を、井岡が日本人初の4階級制覇で締めくくる。

 ▽4階級制覇王者 過去18人。6階級制覇のデラホーヤ(米国)とパッキャオ(フィリピン)、5階級制覇のメイウェザー(米国)ら5人を含む。日本人ではライトフライ級、フライ級、バンタム級を制した亀田興毅が15年10月に4階級制覇に挑戦したが、当時のWBA世界スーパーフライ級王者・河野公平に判定負けした。

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