木村翔 26日に中国で王者カニサレスに挑戦 再び海外戦で2階級制覇へ
2019年05月14日 16:50
格闘技
木村は世界戦前恒例となったタイ・バンコクでの強化合宿を4月21日から5月3日まで実施。タイでは1年で最も暑く、気温40度を超すような過酷なコンディションの中で、4分×15ラウンドのミット打ちを4度も行ったという。これまでは4分×12ラウンドだったが、無尽蔵のスタミナを誇る木村は「12ラウンドも15ラウンドも変わらない。11ラウンドぐらいから疲れているのか分からなくなるけど、そこからも同じペースでいけるので」とケロリとした表情で話した。
1階級下げての2階級制覇挑戦だが、元々木村はライトフライ級が適性で、フライ級では減量が不要だったほど。今回は栄養士をつけて食事を管理し、青木ジムの有吉将之会長も毎日体重をチェックしているが、「先週の練習を終えた時点で52キロ(ライトフライ級のリミットは48・9キロ)」と順調だ。カニサレスについて木村は「凄くアブレッシブなボクシングをしたり、足を使ったりする強い王者」と評価した上で、「しっかり倒して勝つイメージ。倒せばボクシングは勝ちのスポーツなので。そういう気持ちを王者の時はちょっと忘れかけていた。挑戦者になって、また思い出してきた。鄒市明の時と同じ感覚が戻ってきてるんで、倒して勝てるんじゃないかと思う。自信あります」と言い切った。