石田匠 IBF世界スーパーフライ級の指名挑戦者決定戦出場
2019年10月03日 16:53
格闘技
「いつやっても、どこでやっても関係ない。しっかりここで勝って世界に挑戦し、チャンピオンになります。(開催予定が当初より延びても)それだけ準備できる」
2009年2月のデビューから17連勝で日本スーパーフライ級王座を獲得し5度防衛後に返上。17年10月に敵地でWBA世界同級王者カリド・ヤファイ(英国)に挑むも12回判定0―3でプロ初黒星を喫した。18年2月に再起し4連勝中で戦績は28勝(15KO)1敗。
指名挑戦者決定戦に勝てば同級1位にランクされる。現王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)は11月に8度目の防衛戦に臨む予定。
石田の相手ゴンサレスは20代前半の若手で右構え、戦績は24勝(11KO)3敗。18年2月にIBF王者アンカハスに10回TKO負け、同11月にWBA王者ヤファイに12回判定負けしている。石田はヤファイ戦などをチェックした印象について「メキシカンらしいスタイル。やりにくくはない」と話した。2度目の海外遠征となることには「いろいろ経験させてもらい、雰囲気は分かっている。どこでやろうが力を出せる」と自信を示した。
井岡一法会長は相手について「問題ない。(懸念材料は)アウェーというだけ」と手応え十分の口ぶり。六甲山頂と六甲山牧場を往復する走り込みを既に5~6度実施して下半身や心肺機能を強化している。「よく練習してます」と石田の熱心な取り組みに目を細めた。