八重樫“胸囲の成長”!王者とリーチ差11センチも「織り込み済み」
2019年12月21日 05:30
格闘技
もっとも、胸囲は王者を4・5センチ上回る91・5センチを記録。17年5月のメリンド(フィリピン)戦の88センチから3・5センチも増えた。年に数回ミニ合宿を張るなど、積極的に取り組むフィジカルトレーニングのたまものだ。松本好二トレーナーが「受ける方がしんどい」と悲鳴を上げるミット打ち10ラウンドなど、練習量は今もジム一番。反応力の衰えを防ぐため、反復横跳びも練習に取り入れた。「年齢を重ねるってことは、練習量を増やさないといけないと思っているので。休むのは大事だけど、やることをやらないで休むと能力を落としているだけ。それは仕事も一緒じゃないですか?」。昨年からは「完全休養したところで疲れは抜けない」と試合前は休みなしで体を動かしている。
長いリーチの相手とは何度も戦い、不利を逆手に取る戦い方も分かっている。「織り込み済みです。それが(ムザラネには)アダになるんじゃないですか」。百戦錬磨のベテランはニヤリと笑い「久しぶりの世界戦で不安半分、ワクワクが半分。当日は覚悟を決めてリングに上がる」と決意表明した。