天心、1RTKO勝ち「気持ちよかった」 キックボクシング34戦全勝
2020年01月01日 05:30
格闘技
実力差は顕著だった。序盤から積極的に仕掛けていき、前蹴り、左ストレートを的確に当てた。最初に奪ったダウンは右フック。マウスピースも飛ばす強烈な一撃。さらに連打からの左、パンチで崩してからのキックでダウンを重ねて早々に試合を終わらせた。「初めて右フックで倒した。成長しているのかなと思う」と手応えの勝利だった。
5歳でプロデビューを果たした“神童”は、キックボクシングでは34戦全勝。K―1で活躍する武尊との対戦は実現が厳しく、国内には敵なしの状態だ。昨年はボクシングの元世界5階級制覇王者のメイウェザーと拳を交え、まだ見ぬ世界への思いも強くなった。先月29日に日本で初めて興行を行った米国の格闘技団体「ベラトール」からも熱視線を送られている。20年はさらなる飛躍ができる舞台を求めた戦いとなりそうだ。