プロボクシングの元世界3階級制覇王者・八重樫東氏(38)が28日、東京・後楽園ホールで行われた「第74回フェニックス・バトル」で日本フライ級9位の桑原拓(25=大橋)と2分×2回の公開スパーリングを行った。
八重樫氏は今年9月に現役引退。この日は同期で元日本スーパーフェザー級王者・岡田誠一(38=大橋)の約1年7カ月ぶり再起戦でセコンドを務めた後にリングに上がった。ジムのホープである桑原から「まだ現役でしょという感じ。スピード感とか(現役時代の)試合そのままでしたよ」と絶賛されると、「本日をもって引退を撤回させていただきます」とジョークも飛び出した。
すでにコーチ、トレーナーとしての道を歩み始めており、8月にデビューしたアマ8冠の中垣龍汰朗を担当。「これからの夢は中垣を世界チャンピオンにするサポートをすること」と話した。