BOX亀田3兄弟のいとこ、京之介が地元大阪への移籍初戦を2回TKOで飾る
2020年11月28日 21:24
格闘技
初回は左ジャブを突きながら足を使って距離を取った。ジャブの差し合いで相手のうまさだけでなく、「ガチガチに緊張している」とも感じたという。決着の2回はロープ際で左から返しの右ストレートをクリーンヒット。「感触は良かった」。浅井は足をもつれさせながら立ち上がろうとするものの、レフェリーが試合を止めた。
京之介は「ハラダジムのみんなのおかげ。一人ならここまで来られなかった。少しは恩返しできたかな」と感謝。今後について「24、25歳までには世界チャンピオンになりたい」と展望を語った。
一方、ほろ苦いプロデビュー戦となった浅井は「いつも負けたら泣くけど、涙も出ない」とショックの大きさを語った。「(相手の)パンチも見えていた。いいとこ見せたかったのに。僕より彼の方が強かったということ。これでやめるとかないです」と現役続行を宣言した。
浅井はライト級で14、15年の全日本社会人選手権を連覇するなどアマ戦績は77戦61勝(33KO/RSC)16敗。首に故障を抱えており、15年の社会人選手権制覇を最後に競技から遠ざかっていた。プロの世界への思いを断ち切れず、今年10月のプロテストでB級ライセンスを取得。今回のデビュー戦を迎えていた。