前WBO世界王者・伊藤雅雪1年3カ月ぶりリング「不安もあるけど、ワクワク」
2020年12月25日 17:15
格闘技
2月に中国・海口で予定されていた試合は左上腕部の負傷で中止。三代との一戦は9月に自身が盲腸になったことで延期されたが、「延びた分、底上げができた」とプラスに捉えている。ライト級に階級を上げたことで減量の負担もストレスも減り、コンディションに関しては「メチャ良いと思います」と自信たっぷりに話した。
今月12日には帝拳ジムで一緒にスパーをした中谷正義(31=帝拳)が米ラスベガスでフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に逆転TKO勝ち。伊藤は「うれしい気持ちが35%、悔しい気持ちが65%」と自己分析。「すごい刺激を受けたし、僕も世界でアピールしたい」と力を込めた。
三代との一戦はライト級で国内での立ち位置を明確にする試合であり、勝ってアジア3冠の吉野修一郎(三迫)と対戦、そこから再び世界へと青写真を描く。伊藤は「自分からプレッシャーをかけ、1ラウンド1ラウンド、明確にポイントをピックアップするような試合をしたい」と意気込みを語った。