三代大訓「根こそぎかっさらう」 前WBO世界王者・伊藤雅雪との対戦に闘志

2020年12月25日 17:39

格闘技

三代大訓「根こそぎかっさらう」 前WBO世界王者・伊藤雅雪との対戦に闘志
<ライト級10回戦>前日計量をクリアした三代大訓(左)と伊藤雅雪(横浜光ジム提供) Photo By 提供写真
 プロボクシング興行「カケルホールディングスPresents A-SIGN.BOXING」(26日、墨田区総合体育館)の前日計量が25日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、メインのライト級10回戦に出場する前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(29=横浜光)はリミット(61.2キロ)を100グラム下回る61.1キロ、東洋太平洋同級王者・三代大訓(26=ワタナベ)はリミットの61.2キロで、ともに1回目でクリアした。
 前世界王者と現役東洋太平洋王者が階級を上げて激突する注目のカード。三代にとっては昨年12月以来、1年ぶりの試合だが、「ブランクは感じていない。久しぶりだな、とかいう気持ちもなくて、いつも通りです」と平常心を強調した。

 この試合を機にタイトルを返上し、ライト級を主戦場とすることを決意。世界への足掛かりをつかむ試合となる。対戦相手の伊藤が自身が“主役”だと主張していることについては「ムカつくけど、盛り上げようとしてくれているんだと思う。出来上がったモノを根こそぎかっさらってはやろうと思ってます」と豪語した。

 かつては憧れの存在だったが、「ただの対戦相手…そういうメンタルを作ろうと思った」と話す。前日計量で対面した際には「自然とそういうメンタルになれた」と振り返り、「超えられる存在、届くなと思いました」と自信を示した。

 もちろん簡単に勝てる相手ではないことは理解している。「派手な打ち合いにはならないでしょうね。“殴り合い”というより“斬り合い”のイメージ。接戦になると思うので、まずは自分に勝つことが大事になる」と闘志を燃やしていた。

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