魔裟斗、川尻との異種格闘技戦を振り返る 入場を見て「めっちゃカッコ悪い」と思ったワケ
2021年05月10日 20:31
格闘技
試合当日、川尻は青木真也など当時のDREAMの選手たちを引き連れて花道を歩き、入場した。魔裟斗はそれを見た瞬間にカッコ悪いと思ったという。「『K-1対DREAMの対決だ』みたいに言っているけど俺は1人だぜ?お前らは束かよ。めっちゃカッコ悪い」と回顧。さらに相手が束になっている感が許せなかったという。「1対1の闘いで別に関係なくない?(川尻のセコンドに)『付いてくださいよ』と言われていたのかもしれないですけど、俺は男と男の勝負として“ダサいな”と思っていました。試合のトランクス1枚のみ裸でK-1に殴り込んできたらたいしたもんだなと思うんですけど、仲間をズラズラと引き連れて来るのはちょっと違うんじゃないかなと思った」と当時を振り返った。
試合は魔裟斗が1R残り30秒を切ったところでワンツーからの右のストレートでダウンを奪い、2Rの中盤にパンチのラッシュで攻め込むと川尻のセコンドからタオルが投げられて2R1分43秒TKO勝利となった。
なぜ魔裟斗が総合ルールで戦わなかったという点について「こっちはK-1なんで。K-1の舞台にあんたが挑んできたんだからそりゃこっちの舞台でしょ。俺がそっちの舞台に挑んだんだったらあんたの舞台であんたが勝てばいい。だからカテゴリーごとですよ」と話し、「そこで『どっちが強いだ』や『総合に来ないでしょ』などと言うのは全く違う畑の話」と続けた。そして「こっちの方がビッグネームなので、向こうは“美味しい”と思っているんですよね。俺よりも小さいネームになんで俺がリスクを冒していくの?という話なんですよね」と語った。