ボクシング日本代表が報告会 岡澤セオン、五輪本番へ「100%金メダルが取れる状態に仕上げたい」
2021年05月18日 15:37
格闘技
男子の本博国監督強化委員長は「この1年間、試合を経験できなかったが、選手たちは今までの鬱憤(うっぷん)を晴らさんばかりに頑張ってくれた。他国からの評価も高く、満足している」と振り返った。
ウエルター級(69キロ以下)で金メダルを獲得した岡澤セオン(25=株式会社INSPA)は1回戦でダウンを喫しながらウズベキスタン選手に4―1で勝利。決勝ではロシア選手を下した。「ロシアで海外選手と試合がやらせてもらえたことに感謝している。結果として優勝できて、ウズベキスタン選手とか強豪に勝てたことは自信になった」と手応え。2カ月後に迫った東京五輪へ向け、「本番でもメダルを取れると思っている。残り2カ月で100%金メダルが取れる状態に仕上げたい」と意気込みを語った。
フライ級(52キロ以下)銅メダルの田中亮明(27=中京高教諭)は「久しぶりの試合を楽しめた。(準決勝で)負けたけど、オリンピックにつながる試合はできた」と収穫を口にした。この1年は攻撃的なスタイルを練習し、大会の中で試すこともできた。「今回はケガをしないことを考えたけど、本番はケガとかは、どうでもいいのでガンガン行きたい」と宣言した。
五輪本番での不安点として田中は減量のための風呂、コンディション維持のマッサージを挙げた。それに対し、本強化委員長は日本ボクシング連盟のサポート拠点として選手村に近い「ホテルマリナーズコート東京」に部屋を確保していることを明かした。