田中亮明、リオ銀撃破!弟・恒成のアドバイスでフィジカル強化が奏功
2021年07月26日 12:33
格闘技
カウンターを得意とし、待ちの姿勢で闘うことも少なくなかったが、5月のロシアでの国際大会での敗戦を教訓に好戦的にスタイル変更。この日も序盤から積極的に攻めたことしたことが奏功。3回はジャッジの評価が分かれたが、30―29×3、29―28×2で逃げ切った。
岐阜県多治見市出身。世界最速タイのプロ12戦目で3階級制覇を達成した前WBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)の実兄で、かつてはライバル意識もあり、2歳下の弟と距離を置いていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪が1年延期、練習も制約される中で弟と連携を深めた。アジア予選の試合を見てアドバイスをもらい、フィジカルトレーニングジムも紹介してもらった。「体力を気にせず闘えるようになった。“しんどいな”と思った時にも前に出れるようになった」と話していた通り、大舞台で成果を発揮した。