【東京五輪第4日 ボクシング女子フェザー級2回戦 ( 2021年7月26日 両国国技館 )】
入江聖奈(20=日体大)がフルド・ヒルミエプムーラヒ(31=チュニジア)に5―0で判定勝ちし、2連勝で準々決勝へ進出した。頭を振って前進し、大きなパンチを振ってくるサウスポーに対し、ワンツー主体の正統派で対抗。1ラウンドは右ストレートを的確に当ててポイントを稼ぎ、2ラウンドは足も使って距離を取りながら左フックのカウンターなどをヒットさせた。荒っぽい相手に苦しみ、3ラウンドには左をもらう場面もあったが、男女6人が出場している日本勢でベスト8に一番乗りした。
「初戦敗退だけはしたくないので、めっちゃ緊張する」と話していた1回戦はヤミレト・ソロルサノ(エルサルバドル)に5―0で判定勝ち。12年ロンドン五輪から実施されているボクシング女子に日本人選手として初出場し、歴史的1勝を挙げた。大会前には「たぶん日本は五輪であまり見ない国だとして、ちょっとなめられているかもしれない。私と(フライ級代表の)並木(月海)さんとメダルを取ってどや顔したい」と話していた。並木も初戦を圧勝で飾っており、2人で日本女子ボクシングの強さをアピールしている。