元世界王者の山中竜也が現役復帰 目標はライトフライ級で10回防衛「必ず自分を超えます」
2021年12月19日 05:30
格闘技
18年7月のV2失敗後に硬膜下血腫と診断され、日本ボクシングコミッション(JBC)が定めた「頭蓋内出血を発症した選手は自動的にライセンスを失効する」というルールに基づき引退した。しかし競技への情熱は消えず「海外でやることも考えた」。真正ジム・山下会長の働きかけもあり、JBCは再発の可能性が健常者と変わらない場合、ライセンス再発行を認める新規定を今月9日付で示した。順調に回復した山中がこれを適用される。
大阪の繁華街、北新地のおにぎり店で店長として腕をふるう山中は二足のわらじで来年3月に復帰戦に臨む方針。その後に7歳上の一般女性と結婚するという。
◇山中 竜也(やまなか・りゅうや)1995年(平7)4月11日生まれ、大阪府堺市出身の26歳。長谷川穂積に憧れ、真正ジムで中2夏から本格的に競技を始める。12年6月デビュー。16年11月に東洋太平洋ミニマム級王座、17年8月にWBO世界同級王座を獲得。身長1メートル62の右ボクサーファイター。23歳で引退した際の戦績は16勝(5KO)3敗。6人きょうだいの長男。妹・菫も真正所属で4勝(1KO)のサウスポー。